3次元測量


空・水中・地上の測量で3次元データを作成します

建設業界の問題点として、人手不足・高齢化・生産性の低さが挙げられます。当社ではこの問題を最新の機器を導入することで解決してきた結果、県内でも有数の最新機器保有数となりました。
当社の強みとして空・陸・水中といったあらゆるシーンで3次元測量が可能で、さらに地中の調査(ボーリング等)や、それらのデータを基に設計まで行うことができます。
3次元測量のデータは施工分野でもICT機械施工による自動制御を可能とするため、工期の短縮・正確性・安全性の向上に寄与できると考えています。

3次元測量について

従来の測量では、トータルステーションなどの機器により1点1点を線で結ぶなどの測量を行っていたため、時間がかかりコストも高くなりがちでした。
しかし3次元測量は、ドローンや船、または手持ちにより1秒間に数百万個ものレーザーを大量に照射し対象物を立体的に測量して点群データ作成することが可能となりました。
点群データはそれぞれ(XYZ)の座標を持っているので、パソコン上で距離や標高を求めることが可能です。
この3次元測量の登場により、より詳細な測量図面が短時間で得られることとなり、さらには費用の削減が実現しています。

水中の3次元測量

海や湖、川の中も、まるでそこに水が存在しないように地形を見ることが革新的な水中測量です。

ナローマルチビーム

従来の水中の測量は、海底または河床をシングルビームで測量する点と線の成果物でしたが、ナローマルチビームでは船に取り付けたソナーから音響ビームを扇状に照射し面的に地形を計測します。
そのため得られる点群は3次元で、視覚的に海底・河床の状況が把握できます。
これも測量後の縦横断測量がパソコン上で可能で、また防波堤や消波ブロックなどの構造物の形状や破損も詳細に計測が可能です。

地上の3次元測量

オーバーハングの下や建物内など、地上も細部までつぶさにデータ化。

地上の3次元測量は3Dスキャンを用います。これはレーザードローンのレーザー部分を手に取り秒間32万点のレーザーを出しながら計測したい場所を歩き回ることで、上空からは計測しづらい、樹木中の構造物・建物等も、もしくは建物内部を3次元化する場合や特に詳細に計測データが必要な場合に使用します。

空の3次元測量

最新鋭の機器と技術で、従来の手法では難しかった場所も低コストで高精度なデータ取得が可能です。

             安全性            スピード
当社では国家資格有資格者による安全な飛行が可能です。ドローン自体にも様々な安全装置があり墜落の心配はほぼ有りません。
また土砂災害や崖などの現場でも、人が立ち入ることもなく安全に測量や現場の状況を瞬時に確認することが可能です。
従来の方法では2人1組で1点1点計測しCAD上で線を結ぶやり方でしたが、レーザードローンでは障害物の少ない上空から秒間120万個のレーザーを飛ばし計測する為、従来1週間ほど必要だった現場が30分ほどで完了します。
             コスト          3Dモデルの作成
2人1組で1週間ほど必要だった測量が1人で30分ほどの時間で完了となるため大幅なコストダウンが見込めます。従来の測量であれば縦横断測量は事前に中心線を設定しそれに沿って点と線で測量していましたが、3次元測量の点群データでは測量後にパソコン上で任意の縦横断測量が可能です。また、測量後の3次元設計やICT施工へと繋げられます。

レーザードローン測量機器
ドローン写真測量機器

ドローン写真測量と
レーザードローン測量の違い

写真測量の場合、上空から連続した写真を移動しながら何枚も撮影し、それを画像解析ソフトに取り込むと、3次元の点群データが作成されます。レーザードローン測量は、上空から秒間120万個のレーザーを発射し地形などの計測を行います。このため精度はレーザードローンの方が上となりますので、写真測量は簡易的なオルソ画像を作成するなどとの使い分けをしています。特に山地や草地の場合、写真測量では樹木や草の高さを出すことは可能ですが、レーザードローンの場合は地表面の高さを出すことが可能です。

レーザードローンの場合
写真測量の場合

レーザードローンによる図面

レーザードローンで得られた点群データは、様々な図面へと変化させることができます。

色のついた点群データ
標高を色付けしたデータ
等高線データ
平面図

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